世界各地で新種の熱病が流行。
数百万の人々がその後遺症で記憶を失った。
人によってその年月は様々で、この物語の主人公の場合、それは11年の歳月だった。
つまり、彼女の心は16歳の頃に戻ってしまった。
そこから始まるお話です。
記憶とは自分にとっての何なのか。
過去と、今と、未来とは何なのか。
そういうことが語られていた気がします。
自分を形作るものとは何なのでしょうか。
今を作るのが過去であると言うのなら、過去を失ったら自分はどうなるのだろうか。
怖いと思いました。
昨日がない、それは自分が居ないのと同じ・・・・
そして、この物語は、そこから始まるのです。
主人公は、同じ病気だった人たちの通う再教育施設に入ります。
16歳に戻ってしまった同級生(?)4人と繰り広げられる物語。
みな、実年齢はバラバラです。
でも、中身は全員16歳の記憶で止まってしまった人たち。
一人は、気付いたら奥さんと子供が居ました。
一人は、天涯孤独になっていました。
一人は、家族に見守られていました。
一人は、人を殺したと言われました・・・・
この話しに、正解はないと思って居ます。
いいえ、人生に正解なんてないんだと思います。
人それぞれ、皆違うのですから・・・
正しいとか、間違っているとか、そういう答えを求める事が
そもそも間違いなんだと思う。
だからこそ、みんな知りたがる。
自分と言う存在の意味について。
そして、その自分を構成しているものについて。
記憶は、その最たるモノ。
己を無し得る、最も重要なモノです。
分からない、分からないからこそ、人は求める。
最教育施設で、主人公らは自分を求めます。
教師の言葉を振り切って、彼らは「過去」を無意識に求めてしまう。
でも、少しずつ気付いていくのです。
「過去」と「自分」の違いについて。
本当に求めているものの違いについて・・・
そして、取り戻すべきなのは何なのかについて。
ストーリーはここまでにします。
この話は、見て欲しい。
見ないと、正直伝えられないと思ったから。
ただ、凄く泣けました。
予想していたけど、泣けました。
そして、一点だけ後悔をしました。
このお話、何度も見た方がいいと思った事です。
一回だけだと、多分自分が消化不良だと思いました。
あと、やっぱり西川さんが凄いなぁと思いました。
父親役だったけど・・・あの台詞は・・・もう・・・・
。・゜・(ノД`)・゜・。
バイ・バイ・ブラックバード
不幸の鳥よ、私はここから去るだろう
まだ、この先にある未来へと進む為に
※最後の全員一言挨拶の小多田君がいい味だしてましたねww
前田さんとの夫婦役ってのがなんだか斬新で面白かったです!!
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